キフォステンマ・エレファントプス(Cyphostemma elephantopus)の種子14個から、6個が発芽しました。そこに至るまでは、水に浸けたままにしたり、キッチンペーパーの湿らせ方を変えたりと、試行錯誤の連続でした。
特に苦労したのがカビです。ベンレートを使っていても発生し、取り除いては状態を確認する日々が続きました。今回は、私が試した管理と、芽が出るまでに起きたことをまとめます。
14個中6個が発芽するまでに試した管理
| 試したこと | そのときの結果 |
|---|---|
| 種子を水に入れたままにする | うまく発芽しなかった |
| キッチンペーパーを約3日ごとに湿らせる | カビは比較的少なかったが、発芽しなかった |
| キッチンペーパーを十分に湿らせ、容器に入れて保温する | 管理を続ける中で6個の発芽を確認。カビへの対処も必要だった |
同じ管理を最初から最後まで続けたのではなく、種子の様子を見ながら湿らせ方や管理を変えています。

水に浸けたままでは、発芽につながらなかった
最初に試したのは、種子を水に入れたままにする方法です。しかし、これではうまく発芽しませんでした。
次に、種子をキッチンペーパーで包み、約3日ごとに湿らせる管理へ変更。このときはカビの発生が比較的少なく、管理の手間も抑えられました。その一方で、肝心の芽は出ませんでした。
カビを抑えられていても、発芽しなければ先には進めません。そこで、キッチンペーパーの湿らせ方をもう一度変えることにしました。
ひたひたに湿らせたキッチンペーパーと密閉容器
次に試したのは、キッチンペーパーをひたひたになるまで十分に湿らせる管理です。湿らせる水にはベンレートを使い、種子を包んで、ゴムパッキン付きの密閉容器に入れました。
容器は、キッチンで使うようなふたをしっかり閉められるものを使用。電気毛布で上下から温め、種子を冷えすぎない状態に保つことを意識しました。
この管理を続けながら、およそ1日おきに容器を開けて種子を確認しました。そして、14個のうち6個の発芽を確認できました。
ベンレートを使っていても、カビは出た
発芽までで一番手を焼いたのは、カビへの対処でした。ベンレートを使っていても、十分に湿らせた管理ではかなりカビが発生しました。
確認するときは、芽が出ているかだけでなく、種子にカビが付いていないかも見ていました。カビを見つけたものは、洗ったり、拭き取ったりして取り除きました。
発芽前にカビが付いても、芽が出た種子があった
カビが付いたからといって、その時点ですべてが駄目になったわけではありません。発芽前にカビをきちんと取り除き、その後に芽が出た種子もありました。
ただ、取り除いて終わりにはできませんでした。一度きれいにしても再びカビが出ることがあり、その後も様子を見る必要がありました。
芽が出た後のカビには苦労した
発芽後にカビが出たものは、私の管理ではうまく育ちませんでした。芽が出る前には取り除いた後に発芽した例があった一方、芽が出た後は同じようにはいかなかったのです。
発芽を確認してからも、カビのチェックは続きました。芽が出た喜びと、その後の管理の難しさを、両方経験した種まきでした。
実際に使った道具・用土・薬剤
- キッチンペーパー:種子を包み、十分に湿らせて管理
- ゴムパッキン付きの密閉容器:包んだ種子を入れて使用
- 電気毛布:冷えすぎないように保温
- STジベラ錠5:キッチンペーパーでの管理に入る前の浸漬に使用
- GFベンレート水和剤:浸漬時とキッチンペーパーを湿らせる際に使用
- 赤玉土(小粒)・バーミキュライト:植え付けに使用
キッチンペーパーでの管理に入る前には、ジベラとベンレートを使用した液へ種子を約1日浸しました。その後、湿らせたキッチンペーパーで包み、容器に移しています。
薬剤の使用量・希釈倍率・混用の可否は各製品の表示を確認してください。
発芽の喜びだけでなく、管理の手間も残しておきたい
今回の種まきでは、水に浸けたままの管理、約3日ごとに湿らせる管理、十分に湿らせて保温する管理と、やり方を変えながら発芽までたどり着きました。
結果は14個中6個。カビが少なかった時期には芽が出ず、芽が出た管理ではカビに苦労しました。うまくいった場面だけでなく、洗ったり拭き取ったりしながら種子を見守った過程も、この発芽体験の大切な部分です。
キフォステンマを種から育てる楽しさは、芽が出た瞬間にあります。そして、その瞬間までの試行錯誤も、種まきの面白さでした。
